嵐の予感

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 「波留……」  エレベーターではなく、階段を上りながら、人目がないことを確認して波留にキスした。  ダンボール箱が、ゴトッと音を立てて落ちる。ワレモノないから、大丈夫。  「ン……せん、ぱ……」  「ハァ……波留が、悪いんだよ?……私のこと、煽るから……   あんなキスじゃ、全然足りない」  スイッチ、入っちゃった。  波留の柔らかい唇を何度も唇で押し潰すようにして堪能し、隙間から捩込み、舌を入れる。  「ハ、ァッ……美緒、先輩のキス……エロい、ですぅ……」  キスされながら顔真っ赤にして、息絶え絶えに告げる波留の方が、よっぽどエロいし!!
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