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その狩りも、適性というものがある。
もし、今のジーアと同じような考え方でこの群れがずっと続いているのだとしたら、狩りに向かない女も魚や木の実などを採ればいい。
それも向かないのであれば、群れの中の仕事をすればいい。
食糧を解体し捌き調理すればいい。
誰もが使えるものに加工すればいい。
だから、他の群れのように狩りにいくものが威張り、獲物を分け与えてやるという上下関係のようなものはあまり見られない。
内心、どう思っているかは別としても。
「ジーアも私も狩りに向いていた、ただそれだけのことだ。ジーアはその中でも群を抜いて強く武器の扱いも上手い。私は、犬の扱いが上手い。それだけのことなのだ。」
ジャーメの遺体とジーアを先頭にした葬送の列は、穴が掘られた場所まで辿り着いた。
板が地に下ろされ、ジャーメの体が穴の中に横たえられる。
多くのものが、ジャーメとの別れに穴の周囲を取り囲んだ。
やはり、その中にリネの姿はなかった。
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