ぼくの。

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ホットコーヒー ジャスミン茶 ぼくの好きなモノ。 7時45分 いつもの赤い車が店の前に停まる。 彼女がいつも買う物。 高校に入学してから 平日の朝、5時~8時までのアルバイトでのぼくの楽しみ。 長い睫毛に大きな瞳の彼女と会話。 それは、店員と客のやりとりだがココロオドル自分がいる。 彼女はいくつなんだろう。 どんな仕事をしているのだろう。 恋人はいるのだろうか。 考えても答えは出ない。 「お世話様です。」会計を済ませるといつも届く涼しい声に 「ありがとうございました。」と笑顔で応える。 ドリップコーヒーを淹れ砂糖を二本。 彼女は車に乗り込み去っていく。 また明日 と心で呟く。 8時、バイトを終わらせ高校に向かう。 ぼくの好きな ホットコーヒー ジャスミン茶 を買って。
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