あの日からの悪夢

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「社長、おはようございます。お迎えに上がりました。」 僕の秘書である篠崎。 身長180cmの長身で、モデル体型。 黒髪で、目はキレ目で、怖いイメージを持つが、顔はイケメンだからか、女子によくモテる。 パーティーに行けば、それはまぁ、周りは女子女子女子。その位、イケメンだった。 ほら、ゴミ出しに出た、おばさんが顔を赤らめて篠崎を見てる。でも、とても優秀な秘書だ。 「社長?どうかされましたか??」 「いや、何も無い。今日も、迎えありがとう。」 「いえ、滅相もございません。仕事ですから。」 いつも通り、黒のリムジンに乗り、学校に向かった。 「それでは、放課後に迎えに上がります。」 「分かった。何かあれば、連絡をくれ。」 「分かりました。いってらっしゃいませ。」 僕の通う学校は、名門私立の学校だ。 周りは金持ちのお坊ちゃん、お嬢さんで、溢れている。 「「おはようございます。」」 2人の女の子が、挨拶してきた。 「うん。おはよう。」 そう言ってニコッと笑えば、顔を赤らめて、去っていった。 顔を赤らめる必要なんてないのにな。 すると、 「おっはよー!相変わらずモテてるねー。このやろー。」と、言って抱き着いてきた。 喧しいのが来たな。 抱き着いてきたこいつは、本郷怜。 こいつは、両親が共に、社長をしているお坊ちゃん。両親が美男美女だからか、こいつも相当なイケメンだ。その上、身長185cm、明るい性格。まぁ、こいつも間違いなく、モテる。 「怜、朝からうるさい。」 「俺には、いっつも冷めてーよな。秀翔は。」 「そうでもねーよ。早く教室に行くぞ。」 「おう!」 怜と何気ない会話をしながら、教室に向かった。 そして、何気ない1日を過ごすだろうと思っていた。だが、違ったのだ。 気づいた時には、僕の周りは紅蓮の如く真っ赤に染め上がっていた。
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