第一話 「転校生」

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私は慌てて自分の席に戻った 「はい、それでは皆も噂で聞いてると思うけど、今日このクラスに転校生が来ます。 しかも、その子は本物の王子様で、その中でも一番偉い人なんですよ! さぁ、入ってきて!」 ガラガラ・・・と音をたてながら一人の男子が入ってくる 私は期待と不安をふくらませながらその光景を見守る 「えっと、はじめまして。俺の名前は夜月 海斗 (よづき かいと) です。」 え、同じ苗字・・・偶然かな・・・? 皆もその事に疑問を持ったのか騒ぎはじめる 「はいはい、静かに! なんで美妃さんと同じ苗字かと言うと、海斗君のご両親の事情で一緒に過ごすことになったそうです。」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 私は一瞬思考回路が停止する そして、今の心の中を一言で表した 「はぁっ!?」
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