0人が本棚に入れています
本棚に追加
私は慌てて自分の席に戻った
「はい、それでは皆も噂で聞いてると思うけど、今日このクラスに転校生が来ます。
しかも、その子は本物の王子様で、その中でも一番偉い人なんですよ!
さぁ、入ってきて!」
ガラガラ・・・と音をたてながら一人の男子が入ってくる
私は期待と不安をふくらませながらその光景を見守る
「えっと、はじめまして。俺の名前は夜月 海斗 (よづき かいと) です。」
え、同じ苗字・・・偶然かな・・・?
皆もその事に疑問を持ったのか騒ぎはじめる
「はいはい、静かに!
なんで美妃さんと同じ苗字かと言うと、海斗君のご両親の事情で一緒に過ごすことになったそうです。」
・・・・・・・・・・・・・・・
私は一瞬思考回路が停止する
そして、今の心の中を一言で表した
「はぁっ!?」
最初のコメントを投稿しよう!