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「彼が…理央の友達?」
「うん。
そうだよ。
」
「へぇ。
なんか俺まで鼻が高いや。
」
「マサ…。
」
嬉しかった。
この男が自分の恋人で良かったと思った。
胸の真ん中にじわりと温かいものが湧き出してくるような気がして、
なんだか気恥ずかしく、
理央は瞳を伏せた。
マサの逞しい肩に額を乗せ、
どうにか伝えようと思ったがその気持ちを言葉には出来ず、
理央は熱い吐息を漏らす。
「リオ? 酔ったの?」
「…うん。
…帰ろう。
マサ。
」
※ ※ ※
理央がシャワーを浴びてベッドルームに行くと、
マサが布団を胸下までかけて眠っていた。
逞しい肩と胸のライン。
日に焼けた精悍な顔立ち。
こうやって毎日、
一日の終わりにこの顔を見ることが出来たならどんなに幸せだろう。
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