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昨日までは、朋樹...幼馴染みで仕事仲間 が
一緒だったので、半分は単なるキャンプ気分だった。
話に聞いていたこと
釣りをしていたら、猿でも猪でもない何かが背後から飛び出してきて川に落ちた、とか
広場で星の観測をしていたら、草むらが割れて変なものが飛び出してきた、とか
バンガローの周囲を何かが歩き回っていたが、やがてそいつがドアや窓を開けようとした、とか
そういうことは 一切なかったしな。
キャンプ場の好意でバンガローの一軒に無料宿泊し、初日にダンボール箱に入った食料...パンや即席麺、インスタントコーヒーなどに加え、
米や野菜などの自炊用食物まで渡された。
オレと朋樹は、昼から夕方までは川で釣りをし、それから飯の支度をして食って
夜遅い時間になると交代で、一人がバンガローで番をし、一人がバンガローや宿泊施設周辺を中心に外を歩き回った。
外が明るくなると寝て
昼過ぎに起きて、のんびりと川へ釣りに行く。
飯食って、バンガローでシャワーを浴び
「たまにはこういうのもいいよな」とか
夜の見回りまでトランプしたりして
すっかりリラックスしていた。
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