2058人が本棚に入れています
本棚に追加
懐中電灯で獣女を照らしてみると、昏倒して地面にのびている。
朋樹が あらかじめ用意していた清めた酒に麻紐を浸し、それで獣女の手足を縛った。
テントの入り口の裏に貼った札を外して、獣女の胸に貼る。さっきこいつはこの札に弾かれた。
これで動けないはずだ。
さて、次は火だな
宿泊施設の外に設置された物置の壁に
シャベルが立て掛けてあったことを思い出し
取りに走る。
シャベルを持って戻ると、テントから少し離れた場所に軽く穴を掘り、その穴の回りをでかい石で囲み、簡単なカマドのようなものを作った。
結局 火ぃ点けるんなら、さっき用意だけしときゃよかった...
テントの中から固形の着火材と、おっさんにもらったコンビニ袋からマンガ雑誌を取り出す。
雑誌をビリビリやぶって カマドに重ねて入れ、着火材にも火を点けて入れると、周囲から枝を拾い、適度な大きさに折って、それも火の中へ放り込む。
うん、いい感じだ。
用意は このくらいでいいだろう。
最初のコメントを投稿しよう!