第1章 恋に落ちて

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恋に落ちて、私はわたしじゃなくなった。 あなたに出会う前の私は、意志のない人形のように日々を彷徨っていたに過ぎない。 たった一人に出会うことであらゆるものが変ってしまった。 いつか終わる人生の中に 永遠に終わることのないものがあることを あなたと生きた一年と少しに時間で私は学んだ。 出会った時から見えていたタイムリミット。 いつ途切れても後悔したくなくて、 自分でも可笑しいぐらいあなたに私のすべてをさらけ出せた。 死が私達を切り裂くことはない。 今はそう思う。 心から・・・ あなたがくれた私達の愛の結晶は、とても素晴らしい女性に成長している。 私達ができなかった人生をあの子が私に見せてくれる。 もうすぐ、あなたの腕の中に帰れそうよ。夏希・・・ 愛してるわ・・・・
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