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翌日。午前中までに仕上げることになっている『〇年度母子手帳交付数・年齢別』の書類作成をすべく、私はパソコン内の数字と在庫の母子手帳の数を合わせながら、年齢別にグラフ化していった。
こういう単調な作業って、ただでさえ眠くなるのに……。
私は両手で口をふさぎ、大あくびをかみ殺した。
＊＊
肝心なところでチェンジしてくれたアレンに『めぐみさんに話しかけた女性』のことを詳しく訊こうと、あれこれ問いかけてみたものの
『興味ねぇな。まあ、いいじゃん。今度現れた時にでも捕まえれば』
なんて、バッサリ切られてしまった。
いや、捕まえるってなんなの？ 捕まえる、って！？
でもまぁ、確かにそうなんだ。
安岡さんは仕事に出たっきりだし、私たちがあれこれ心配したって解決できることじゃない。
わかるけど……。だからといって、すんなり納得することもできず……。
なんやかんやと一晩中悶々と考えていたせいで、すっかり寝不足だ。
今夜安岡さんに会ったら、もう一度小池さんとのこと訊いてみようかな……。
とまあ、そう思いながらも、私は私で日常の業務に忙殺されていて、問題は棚上げ。
更にめぐみさんもその後は『例の女性には会っていない』とのことで、いつの間にか忘れていた。
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