納戸に纏わる人々

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 アレンの決心とは 『めぐみさんと和解し、アレンやはなの存在をめぐみさんに認めてもらおう!』  というものだった。  そのために、交換条件として『乱暴や暴走は極力控えて、めぐみさんに協力する』と約束したし、めぐみさんを守ろうとしている。  それは傍から見ても、とても大きな進歩だと思う。  まだまだ不安定だけれど、いつもネガティブだっためぐみさんの思考が、少しずつポジティブになってきたように見える。  長い前置きはさておき……  こうして、めぐみさんとアレンはお互いのことを知るために、普段の自分たちの行動を報告し合うことにした。 ☆ 交換日記・・時々書いているみたい。         初々しく、恥ずかしがっている。特にアレンが。 ☆ ビデオレター・・究極の『痛いプレイ』らしい。           アレン曰く『もう二度とやらねぇ』だって! ☆ SNSでやりとり・・本人同士、これが一番スムーズみたい。             現代人にとって便利で簡単なツールだよね。  冒頭、私が思わず吹きだしたのは、二人のやり取りがあまりにも面白いから。  当然のことだけど、二人がリアルタイムで会話をすることはできない。  けれどSNSを使えば、リアルな会話を交わすことができる。  こうした記録を残すことは、お互いの意思を確認するだけじゃなくて、精神科に受診したときも話がスムーズに進むみたい。      
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