進展

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***** ***  ピンポーン  チャイムを押すと、神妙な顔の安岡さんがドアを開けて私を中へと促した。 「どう? 様子は?」 「あぁ、とりあえず寝てる」 「雄大くんは?」 「そっちも今寝たところだ。まいったよ」  随分お疲れの様子だ……。 「俺、これから仕事でさ……。いいかな?」  私が返事をすると『悪いな』って一言漏らし、そのまま靴を履いて出ていった。  帰りは2日後。深夜出発の長距離トラックの助手席に乗るそうだ。  安岡さんを送り出して、そのままリビングへと進むと、雄大君がリビングに敷かれた布団で寝ており、その横でめぐみさんも横になって目を瞑っている。  寝室になっている和室を覗くと、小池さんが布団に入って眠っていた。  昼間の電話で呼び出されたけれど、思いの外遅くなってしまった。  めぐみさん、気を遣って疲れたんだろうなぁ。  差し入れに用に買った食材を冷蔵庫にしまい、さてどうしようかと思いを巡らせた。
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