桜の舞う公園で

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悠李がジムの真ん中に入ってしゃがんだので、クルクルとまわす。 「もっと、もっと、はやくまわして!」 たどたどしく話す悠李が可愛くて仕方がなかった。 カラカラと早くまわしていると、ベビーカーを押した彩矢ちゃんか隣に来ていた。 「佐野さん、ありがとう。仕事は大丈夫? 忙しいでしょ」 彩矢ちゃんは涙ぐんでいたけれど、感謝してくれているようだった。 「あ、いや、彩矢ちゃん、あの、やっぱりLINEの交換してくれるかな? 動画とか写真見せてもらいたいから」
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