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悠李がジムの真ん中に入ってしゃがんだので、クルクルとまわす。
「もっと、もっと、はやくまわして!」
たどたどしく話す悠李が可愛くて仕方がなかった。
カラカラと早くまわしていると、ベビーカーを押した彩矢ちゃんか隣に来ていた。
「佐野さん、ありがとう。仕事は大丈夫?
忙しいでしょ」
彩矢ちゃんは涙ぐんでいたけれど、感謝してくれているようだった。
「あ、いや、彩矢ちゃん、あの、やっぱりLINEの交換してくれるかな? 動画とか写真見せてもらいたいから」
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