日曜日の森

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「あ!」 「森部長!」 アパートへ戻ると、ナナミさんが玄関の前に立っていた。 「どこへ行っていたんですか?おとなしくしていて下さいってお願いしましたよね?」 優しいナナミさんは、どこかへ行ってしまったようだ…… 「あっ……えっと…」 恐い声のナナミさんに、自分が今何で怒られているのかわからなくなる…… 「……でも、無事ならいいです。インターホン押しても出ないから急変したのかと思って……」 そう言ったナナミさんは、少しだけ笑顔になった。
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