日曜日の森

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「おじゃま…します」 ナナミさんが、部屋へ入れてくれた。 綺麗に片付けられていて、小さなお皿や花が飾られ、お店へ来たみたいだった。 「綺麗…ですね」 目に入った花瓶の花の匂いを嗅ぐ。 「それ、造花ですから匂いませんよ」 さっき部屋に入ったばかりのナナミさんが、お盆に温かいコーヒーを乗せて立っていた。
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