スイッチ

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「あっ!私の部屋でも大丈夫ですから!」 部屋のドアの鍵を開けようとすると、森部長が自分の部屋でも大丈夫と声をかけてくる。 しかし、スニーカーとサンダルでジャージにジャケットを羽織り、缶ビールを握った男の人の部屋へ入るのは、いくら森部長といえども不安になる。 「いいです。玄関で話を聞くだけですから」 「あ……」 と、少し残念そうな声を出した森部長を無視して玄関の鍵を開け、中へ入った。
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