スイッチ

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「……森部長は、そこが魅力的じゃないですか」 私の言葉に驚いて森部長が顔を上げる。 森部長の奇行に最初は驚いていたが、予想外が続く事に、森部長らしさが溢れていて…… 「羨ましいんです」 「え?!」 予想通りの驚きが返ってくる。 私の言葉に疑問を持った森部長へ話を続けようかと思ったが、時計は更に進んでいて、店内は相席をしたりして席の確保が最優先になっている。 「変なこと話してすいません。時間、なくなるので食べましょう」 森部長は止まっていたが、蕎麦に手をつけて急いで食べる私を見て、自分も急いで食べ始めた。
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