しっかりナナミ

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「ナナミさんは、悪くないです!」 私の向かいに座っていた森部長が立ちあがり、私に頭を下げる。 「そんな!森部長、頭を上げてください!」 私もあわてて立ちあがり、森部長へ頭を上げてもらうように手を伸ばす。 私の手が森部長の腕へスーツの上から触れると、森部長は急に頭を上げて驚いた顔をして私を見る。
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