しっかりナナミ

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「あっ」 私と目が合うと、森部長の顔はみるみる赤くなり、表情も落ち着きがなくなっていく。 私はあわてて手を離し、椅子に座る。 森部長を見ているとこっちまで赤くなりそうで驚いてしまう。 私が座ると、森部長もゆっくりと椅子に座ったが、窓の方を見たままだった。 森部長が何を考えているのか、何を話していいのかわからず、重い空気がしばらく続く……
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