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『その…その』ばかりで言葉が出てこない森部長に、少し前ならイラつきを感じていたが、今は何故か感じない。
こうやって、言葉を探している森部長が……
愛おしく……感じる。
「素敵な……ナナミさんに……『一緒がいい』と言われて……その…ナナミさんは……私の事を…気に入ってもらえてるのかと、勝手に勘違いしてしまいました。すいません……」
森部長は座ったまま、また私に頭を下げる。
森部長の言葉は……自分が思った以上に心に響いて
胸が高鳴る……
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