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「もう!!」
そう口に出した時には、すでに立ち上がって玄関のドアを開けていた。
自分の部屋の玄関のドアの鍵も閉めずに、隣のインターホンを押す。
『ピンポーン』
せっかちな方ではない私だが、すぐにもう一度インターホンを押す。
『ピンポーン』
………
少しも物音がしない事に、不安が心臓を圧迫してくる。
『ピンポーン』
………
………
3度目のインターホンを押すが、全く反応がない。
私は知らない間にドアノブに手をかけて引いていた。
もし、鍵がかかっていたりしたら、壊してでも入る勢いだった。
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