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「……私へ……ですか?」
何か真壁さんの気分を害することをしてしまったのかと一瞬思ったが、飲み会では真壁さんと今話したばかりなので、原因が見つからない……
「そう、鬼頭さんに。時間はとらせないから、大丈夫かな?」
「あ……はい」
『時間はとらせない』
の言葉に断る理由が思いつかないのと、私へ何を話したいのかが気になり、とりあえず行くことにした。
真壁さんはすぐに近くのカフェを指定して、解散した後、そこで待合せすることになった。
怒られるような事をしていないとは思うが、解散してからカフェへ向かうまで、頭の隅でずっとここ最近の自分の仕事についてミスをしなかったか考えていた。
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