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その噴出時のすざまじい轟音から、いかに勢い良く、大量の糞が便器に叩きこまれたかは想像には及ばないが、実際便器は、美紗子の体重の重みと、その大量の、あまりに臭い糞の衝撃で、破壊されんばかりの状態になっていた。
美紗子は太ってはいるが、かなりの美形なその顔を血相変えた表情にして、踏ん張りながら、巨大なケツから大量の糞を噴出させ続けたが、10分近く出続けた糞も、そろそろ切りのいいところを迎えていた。
とちょうど、その美紗子のデカイケツから糞が出終わる、最後の瞬間、一瞬、その最後の糞から、ため息のような、まるで声のような音が広がったが、それは確かに、人間の安堵と快楽を満たした、あえぎ声に似ていた。
それはまさに、糞のあえぎ声だった。
美紗子は、パンティと網タイツを巨大な尻に覆い被せると、さっさと、そのどこもかしこも巨大でブクブク太った体を揺さぶって、トイレを出て行った。
○
俺は今日の仕事が完了したことを報告してから、とても肉料理なんか食べる気にならなかったので、夕食に、シシリア人がやっている小さなトラットリアでペペロンチーノのパスタを食べた。
さっき踏みつけた眼球から飛び散った汁が、身体に沁みついているように感じる。
腹ごしらえを済ませたら、とっとと自分の部屋へ帰って、熱いシャワーでも浴びたい気分だった。
食事の後にコーヒーを飲み、葉巻に火をつけて吸いながら、どうでもいいようなことを色々考えた。
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