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国達が4連勝! 鷲井は苦笑い。 -マジかよ・・・ 冷静な国達を見た。 鷲井は土俵を降りると、歯を食い縛った。 -何も出来なかった。 花道の奥には親方がいた。 親方は鷲井の肩を抱いた。 「これが相撲だ。お前は柔道の癖で腰が高い。組む事しか考えてない。柔道とは違う。柔道着ならば国達に勝てるだろうが、お前が選んだのは相撲だ。低く、相手にあたる。まずはそれだ。」 鷲井は頷いた。 鷲井はこの後、九日目の五番相撲に破れ、二敗目。 十一日目の六番相撲で寄り切りで勝って勝ち越しを決めると、十三日目の七番相撲で上手投げで、五勝目。 国達は七勝で、同じく七勝の天谷と千秋楽の優勝決定戦へ- この二人も同期で同じ年である。
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