男の役目

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多量の睡眠薬ととびきりの上質瓶ビールによって永遠の眠りについた。 男の一つの役目に終止符を打ったのだ。 男の二つ目の役目に専念する為。 男は望み通り王となった。 夢だけはない、現実に。 食べきれぬ馳走。 美しき王妃。 膝まずく男達。 財産、 女、 権力。 男が生前 何一つ手にして居なかったものをすべて手中におさめた。 男は絶頂にあった。 そんな日々を過ごした。 男は知る。 すべてを手にした王の現実を。 食い物は飽きてしまった。 時に毒入り料理が含まれたこともあり、毒味役が何人も死んだ。 王妃は自分の権力や豪奢な装飾に夢中で、老いていっそう曲がった顔が醜くなった。 そこで女中らに手を出したが、怯えるもの、身投げするもの、第二、第三の王妃となるべく顔が曲がってしまうものが続出している間に自分の性欲が衰えてしまった。 有能は将軍 宰相はやがていつか自分を陥れる時が来るだろうと恐ろしくなり、あるものは殺し、あるものは追放した。 する生きていたものは敵国の将となって、男の国を脅かし、男は眠れぬ夜が続いた。 水、酒、肉 すべてに毒が盛られ、女には幻滅 。 家臣は皆男を殺そうと隙をうかがっている。 眠れば殺される。 そう思いながらついに睡魔に襲わ
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