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あとがき
『君に恋のチカラを』本編、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
元はと言えば、自分の中に突如発生した「政治萌え」と「ガテン萌え」をいっぺんに昇華させるべく考えついたこのお話。
「政治家×鳶職人」という無茶なカップリングで、しかも私は政治のことも鳶という仕事のことも何も知らない。本当に書ききれるだろうかと恐る恐る書き始めました。実を言うと、もう何年も昔のことです。
その後、諸々の事情で小説自体が書けない時期も続き、最後まで書き上げることは半ばあきらめていたのですが、こちらで連載を始めさせていただいたことで、有難いことに読んで下さる方もでき、書こうという気持に勢いがついて、無事にラストシーンにたどり着くことができました。
ここまで来ることができたのも、読んで下さった方、応援して下さった方のおかげです。ことに、たくさんのスター、ファン登録、コメントの数々にはとても励まされました。本当に、感謝しています。
当初心配だった「自分の知らない仕事について書く」ということに関しては、わりと早い段階で開き直り、「萌え>リアリティ」の姿勢に徹することにしました。
政治にしても鳶という仕事にしても、ある程度調べはしたのですが、「ある程度」以上のことは、萌えのおもむくままに書かせていただいています。
これらの仕事を知る人にとっては、気になる記述もあるかも知れないのですが(っていうか、気になる記述だらけ?)、ごめんなさい、こういう世界のお話だとでも思って見逃してやってください。
どちらの仕事も調べれば調べるほど「萌え」がざくざくと出てきて、一度開き直ってしまえば、書くことは本当に楽しかったです。その楽しさがとにかく伝わっていればと思います。
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