53人が本棚に入れています
本棚に追加
僕のその言葉に佐竹さんは、
「あら……私ってそうかな。でも当たってるかも」
「え?!そんな経験あるんですかー?!佐竹さんってこんなに色っぽくて素敵な女性なのに彼氏いるでしょ?」僕は大袈裟に驚き、褒めた。
そして彼女は吐いた。
「ふふ。他人の旦那を寝取るのが趣味……って言ったら驚く?鈴木くん」
「寝取る?そんな事できるんですか?」
「そんなの簡単よ。女の方と仲良くなって、旦那がいる時に家に遊びに行っちゃえば、すぐよ。どうせ男なんてね、自分の女房には飽きてるんだから」
これは、高梨さんのパターンだな。
そして佐竹さんは、最終目的を果たそうとしてきた。
「鈴木くん、私もうダメかも……」と言って、上半身をテーブルに突っ伏した。
「ちょっ!佐竹さん、しっかりしてくださいよ!」
僕は少し大袈裟に言って、彼女の上半身を抱き上げた。すると佐竹さんは、そのまま僕に抱きついてきて、濡れた瞳で僕を見た。
最初のコメントを投稿しよう!