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遅番の、小嶋さんと吉川くんがお店に入ってきた。
僕は吉川くんに、「僕も誘われた」と耳打ちした。彼は、「やっぱりな」と舌打ちして吐いた。そして「気をつけろよ」と付け足した。
「たぶん彼女はもうここには来ないよ」と言うと、吉川くんは驚いた顔で「何やったんだ?鈴木」と聞いてきたが、僕は何も答えなかった。
早番の僕と高梨さんが上がる時間になった。
僕と高梨さんは、少し時間をずらしてロッカールームへ降り、その後一緒にビルを出た。
僕は、駅前ビルで働いている人の目につかないように、駅から少し離れた場所にあるカフェを指定し、高梨さんに先に行ってもらった。
そして、十分後に僕もそのカフェへと向かった。
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