繋げる想い

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 イったばかりでまだ敏感なのにガンガン動いて、しかもオレの竿も扱いて。  おまけに肩に噛みついてきてまるで獣みたい。さすがに痛いわよ。血がにじんでるんじゃないかってくらい痛くて、でもその奥にしっかり快楽があって。  耳元で名前と愛を囁かれ、オレもまた竿を硬くする。「ふーっふーっ、は、くっ」と息を荒くしている彼の余裕のなさに、なんだか嬉しくなった。  いよいよオレもおかしくなったのかしら。こんなに乱れるノルが見られるなんてって、嬉しいのよ。 「綺麗だ…………お前の容姿、性格も心も。はぁっ……赤い、バラのような目で見つめてくるお前が俺のそばにいてくれたらと、いつも考えていた」  きっと今のを不意打ちって言うんでしょうね。急に超真剣な声で言うんだもの。ビックリして、嬉しくて中をギュッと強く締め付けちゃった。 「お、いっ!あぁもうヤバい、覚悟しろよっ!」 「オレのせい!?ちょ、あぁんっ!も、やぁっ……激しすぎ……お腹、あっ、んあ、壊れちゃうぅっ」  タガが外れちゃったみたい。そっか、目の前にあるのね?オレの、うなじの下にある赤いバラの刺青が。  刺青をなぞるように舐めながら、強く激しく竿を扱きオレも一緒にイかそうとする。腰の動きもとっても激しくなって、さっきとは違う場所に当たって。  こっちはこっちですごく気持ちいい。けど痛い!激しすぎて痛い。突かれるたびにシーツにポタポタと液が落ちる。  さっき出したばかりの彼の白濁が中で泡立って、グポッゴプッ、グチュンッて変な音が響くの。
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