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「社長。どこまで息抜きに行かれたんですか?」
彩芽は、莉奈が中々帰って来ないので心配した。
「隣の新作ケーキ食べて、シュークリーム作らせて貰っちゃった♪食べる?」
莉奈は、ご機嫌である。
「社長、デザインは…はぁ。…それでそちらの方は?」
彩芽は、いつもの事なので諦めた。
莉奈の後ろに居る男の子が気になり、聞いてみた。
「へっ?藤村君?彩芽もこの前京都であったよね?」
莉奈は、彩芽が覚えて居ない事を不思議に思った。
「…?京都であったのは、ポニーテールの女の子でしたよね?ここに居るのは…?」
彩芽は、困惑した。
「そぅ言えばなんで分かったの?俺が男だって、女装してたのに直ぐに分かったよね?それに今日は普通の格好してるのに」
和哉は、莉奈に尋ねた。
「ぁっ!そっかぁ!京都に居る時と服装が違うから彩芽には分からなかったのかな?」
莉奈は、思い出していた。
「そう言う問題ではないと思いますよ」
彩芽は、藤村が同一人物だと認識した。
「藤村君は、どぅ見ても男の子だよ」
莉奈は、ニッコリ笑って答えた。
莉奈には、どんな格好をしていても和哉が分かるらしい。
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