7人が本棚に入れています
本棚に追加
・・・
HRまで終わり、急いでメールを確認した。
・・・
《本当?!ダメ元で聞いてみてよかったぁ…!ありがとう、楽しみにしてるね。学校終わったらまた連絡してくれる?》
(いちいちカワイイな…。)
そんなことを思いながら身支度をする。
「では、ミカ先生!行ってまいります!」
『健闘を祈ります!!バイバイしたらメールしてねー♪』
「はいはーい♪」
《学校、終わったよ!》
ウキウキとバスに乗り込んだ。
《おつかれさま!俺は今、サンシャインとこのラウンド0で遊んでた笑》
《えー!いいないいな!私もそこ行けばいいかな?》
《来てもらっちゃってもいい?実は今ハナちゃんが好きだって言ってたキャラクターといい感じに戦ってて・・・》
クスっと笑いながら《ワーイ、キタイシテルー笑 もうすぐ駅到着するから、すぐ行くね!》と返事を送った。
・・・
思えば、私の"尽くす精神"はこの時既に始まっていたのかもしれない。
一際、冷たい風が吹いた。
ふいに顔を上げるとキラキラとイルミネーションが輝いていた。
(イルミネーション…こんなに綺麗だったんだ…)
毎日通っていた道だけど初めて気づいた景色。
新しい出会いに心を弾ませ、小走りで横断歩道を駆けた。
走ったからなのか、耳が痛いほど 心臓が跳ねていた。
最初のコメントを投稿しよう!