第1章ケイちゃん 出会い

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・・・ HRまで終わり、急いでメールを確認した。 ・・・ 《本当?!ダメ元で聞いてみてよかったぁ…!ありがとう、楽しみにしてるね。学校終わったらまた連絡してくれる?》 (いちいちカワイイな…。) そんなことを思いながら身支度をする。 「では、ミカ先生!行ってまいります!」 『健闘を祈ります!!バイバイしたらメールしてねー♪』 「はいはーい♪」 《学校、終わったよ!》 ウキウキとバスに乗り込んだ。 《おつかれさま!俺は今、サンシャインとこのラウンド0で遊んでた笑》 《えー!いいないいな!私もそこ行けばいいかな?》 《来てもらっちゃってもいい?実は今ハナちゃんが好きだって言ってたキャラクターといい感じに戦ってて・・・》 クスっと笑いながら《ワーイ、キタイシテルー笑 もうすぐ駅到着するから、すぐ行くね!》と返事を送った。 ・・・ 思えば、私の"尽くす精神"はこの時既に始まっていたのかもしれない。 一際、冷たい風が吹いた。 ふいに顔を上げるとキラキラとイルミネーションが輝いていた。 (イルミネーション…こんなに綺麗だったんだ…) 毎日通っていた道だけど初めて気づいた景色。 新しい出会いに心を弾ませ、小走りで横断歩道を駆けた。 走ったからなのか、耳が痛いほど 心臓が跳ねていた。
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