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「ーーフィン?」
「………あれ?」
今さっきまで話をしていたと思っていたら、俺はいつの間にかベッドに寝かされていた。
「よかった、目を覚ました」
「俺……さっきまで話をしていた筈……」
「いきなり倒れたのだ、私も驚いた」
俺の隣には、サファイアとオズロー先生がいる、どうやら看病してくれたらしいが。
「急に意識を失ったから驚いた、もう大丈夫かね?」
「えぇ、迷惑をお掛けしました」
「おじいちゃん、アレ」
「おぉ、そうだった!」
オズロー先生は思い出したかのような反応をした。
「一応医者を呼んだんだが、ちと不思議な事があってな」
「不思議な事?」
「聖痕が消えていたのだよ」
俺は「へえー」と気の無い返事を返す。
「最近は不穏な噂を耳にする、用心は必要だ」
「不穏な噂?」
「魔神を崇める暗黒教団、実は潜伏しているという
噂」
「噂……ねぇ」
「神々の系譜、八傑将によって野望を潰えされたからな、気をつけてなさい」
俺はこの後の数日間、ゆっくり休息を取ることとなった。
その間、八傑将の物語を読んでいた。
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