第三章 交叉

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カイは、エディンセイバー家は土の神、ロムの直系だった。 直系のみに現れる筈の聖痕、分からないのも無理はない。 聖痕は、瞳に刻まれていたのだから。 バチェンカ領の平定後、ラドス教団や民を虐げる貴族を討伐する為に侵攻、そして倒していった。 いつしか、強大な勢力だったラドス教団と他勢力に反旗を翻す人々が増え始めた。 そんな中、たった一人で町を守る双剣士が立ちはだかる。 フィン・クラウド 数々の侵略者を退けた、百戦錬磨の双剣士と呼ばれていた。 対峙するは、反乱軍のリーダーとなったガリアの仲間、ライオネル・バードだった。 神々の子孫同士の戦いは熾烈を極め、とうとう決着は付かなかった。 しかし戦った事により、フィンは反乱軍に加わる。 戦況が反乱軍側に傾く中、ガリアが敵の奇襲によって深手を負ってしまう。 生死をさ迷うガリア、そこに一人の少女が現れた。 少女の魔法によって一命を取り留めたガリア、そしてガリアは少女に一目惚れする。 ラドス教団と他勢力軍は、最後の交戦を多方向から展開すると、反乱軍も対抗して多方向で戦った。 右翼からはフィンとエヴァ・メドリア 左翼からはライオネルとフレディ そして正面をガリア、カイ、エール、そして少女ソフィアが加わった。
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