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ラドス教団との長い戦いは、反乱軍の勝利で幕を閉じた。
その後、ガリアはレイストリア大陸を平定、ティトリウス王国を立ち上げて初代国王となった。
カイ・エディンセイバーは大陸の三分の一という広大な領土を与えられ、その後にバチェンカ三世を襲名した。
ソフィア・ホルンは生涯喋れなかったが、見初められたガリアに嫁いだ。
後に知ったが、ソフィアは水の神『アイリス』の子孫だった。
フィン・クラウドはその腕を買われ、王国の親衛隊長に就任するも、国王を狙う刺客に殺される。
雷の神『ディーン』の子孫、ライオネル・バード
光の神『フルート』の子孫、エール・リファール
闇の神『リゴレ』の子孫、フレディ
氷の神『フィード』の子孫、エヴァ・メドリア
この四人の文献は、残されていなかった。
End
「あぁ、だから聖痕の事は喋るなって言ってたのか」
八傑将の物語を読み終えて、初めて知った。
他の四人の事は書いてない、この物語に多少の脚色があったとしてもその後が誰も知らないという事は、本来なら書きたくない結末が有るからだと思えなくはない。
現に俺の背中に刻まれたというフルートの聖痕、その末裔自体が既に行方不明だ。
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