45人が本棚に入れています
本棚に追加
/165ページ
さすがにそれは見えません
530gの超低体重児で生まれたものの、未熟児網膜症のレーザー治療は奇跡的に必要なく乳児期を過ごすことができた娘。
日常生活で視力に困っている様子を見せたことはないのですが(そもそも特別支援学校で小学部まではマンツーマン、中学部からは一学年上の女の子と二人きりの複式学級)、両裸眼とも0.3くらいの近視であるため日頃はメガネを装着し、定期的に眼科検診を受けています。
~春休みの定期受診にて~
「Sちゃん(娘の名)、これは見える?」
看護師さんの指示に従い、『C』の札をクルクルと上下左右に動かす娘。
大抵はレンズありでも0.5~0.7辺りに差しかかると、両眼とも
「わかりません!」
と回答を放棄する娘が、1.2までスラスラと答えていき。
「すごいね~見えてるね~。じゃあ、これは?」
1.5のラインを指し示した看護師さんに浴びせた娘のひと言が
「さすがにそれは見えません」
かしこまった物言いに、カーテンの向こう側にある診察室に座っていた美人な女医先生も「( *゚∀゚)・∵ブファッ」と思わず吹き出していました。
先生も看護師さんも受付の事務員さんも皆みんな優しかった地元総合病院の眼科でしたが、昨年度末をもって閉院となり(;_;)
先月には、やはり長年お世話になった小児歯科が閉院となっていて(こちらも腕良し優しくイケメンで評判の先生&フレンドリーなスタッフの皆さん)(;_;)
この春からは、紹介状を手に新たな病院巡りが始まります。いずれも
「Sちゃんには、ここ(の病院)が合うと思う!」
と親身に引き継ぎ先を探してくださったので……新たな出会いも、きっと良きものでしょう(^-^)
最初のコメントを投稿しよう!