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バレンタインの思い出
小学生の二年生の頃、
近所に、お洒落な男の子が転校してきた。
その子をかずくんとしよう、転校して、
家が近い私は、その子が休んだら
プリントや連絡帳を届けるのが日課になり
学校の帰りに、遊びに行くようになった。
学校では、人気者のかずくんは、周りに
いつも人が集まるのだ。
だから私は学校では近づくことが出来なかった。
唯一の楽しみは放課後皆んなにバレないように
かずくんの家に行く事だった。
バレンタインが近くなった頃、
かずくんから、転校の話しを聞いた。
かずくんの家は、転勤族だったのだ。
ショックだった。
私は、バレンタインに
チョコレートを渡そうと思って、一生懸命
チョコレートを作った。
簡単なチョコレート
だけど私には、特別なチョコレートだった。
バレンタインの日にかずくんの家に
行ったら、アパートのかずくんの家に
クラスの女子がチョコレートを渡しに
集まっていた。
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