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「鍋だけじゃないの、今回は」
少しだけ奏恵は嬉しそうである。元々が面倒くさがりな性分であるのだ。
「喫茶店のはだいぶ手間かかるから簡単には作れないだろう?」
「まあ、そうね。中華麺を使うのも楽でいいわ。」
「ちなみに麺は蒸し麺がお勧めだ。」
蒸し麺か茹で麺に関しては袋に表記があるので注意されたし。
「蒸し麺が良いの?」
「そうそう、茹で麺より水っぽくないから絡ませて食べやすいんだ。」
「ところで、レシピだけ聞くとラーメンみたいね。」
「まあ、半分そうだな。」
これが"おはしカルボナーラ"の大事な点である。
敢えて中華麺にし、"箸で食べる物"にする事で"美味しさ×作りやすさ×食べやすさ"の三重コンボとなっている訳だ。
「完成品に関してだが、味は"チキンラーメンにコクとまろやかさが入った感じ"になる。要はカルボナーラに鶏だしの要素が入ったという事だな。」
"麺つゆも大事だな。ミツカンの追いがつおつゆ2倍は料理にも麺つゆにも使えるからかなり優秀"と義彦は付け加える。
(この小説で紹介しているレシピに関しては、"麺つゆ""和風だし"に関してはミツカン追いがつおつゆ2倍を使用した際のレシピを書いています)
「ちょっと…、聞くだけでビールが飲めるわよ。」
是非、ビールやハイボールが好きな方にもお勧めされたし。
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