― Prologue ―

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「そこのコンビニで、今日発売のゲーム雑誌と缶コーヒー買って来い。制限時間30分」 その内容を聞いて、男の表情が呆気にとられたものへ変わる。 「そ、それだけ……?」 「せや。それだけで借金を全て無くしたる」 要は、お使いである。こんな事くらいなら幼稚園児にだって出来そうなものだ。 「千円渡したる。領収書もらってくるんやで」 「あ……ああ……分かった」 「それでは、よーい……スタート」 号令と共に、男は車から降りようと身体を動かした。そして次の瞬間―― 「――――――?!!!」 " ある事 " に気付く。
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