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「大丈夫ですよ。何かあれば僕が守りますから」
寺鷹さんがにっこりと笑いながら、私を見た。
「お化けが怖かったら、もう、僕にどんどん抱きついて頂けたら……」
「いや、むしろ、お化けよりも寺鷹さんの方が危険だから……遠慮しときます」
丁重に断りを入れると、ユウさんが苦笑した。
「すみません……。すぐに済ませますから……」
そう言ってユウさんは歩き出した。
その後ろを私と寺鷹さんがついていく。
「あの……。ユウさん……」
「はい? なんでしょうか?」
「えっと……。お墓……ユウさんの両親とソラさんのお父さんって……」
「ああ……。同じお寺なんですよ。私の両親とソラのお父さんの居るお墓」
ユウさんが少し寂しそうに笑った。
「と言っても……私も姉から聞いた話ですから……」
「かほさんから?」
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