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「だって、チーちゃん!! これで積年の想いが遂げられると思ったら!! ライトになるよ!? 計画通りって笑いたくもなる!! ビバ!! 禁断の恋計画!!」
「だから、その笑顔はやめなさい。どう贔屓目に見ても、禁断の恋に身を焦がすそれじゃない」
「よっしゃぁぁ。行くで行くでぇぇ。計画は初動が肝心やでぇぇ。待ってろやぁぁ。亨ぅぅ」
「メグルちゃん、そのセリフは禁断の恋じゃない。なにわ金融道、もしくはミナミの帝王のセリフ」
暴走するメグルを千冬が冷静にツッコミつつ、その二人を生暖かく見ているりうじ。
会話の中身を聞かなければ、仲の良い女子三人に見える。
そんな三人がカオスにキャッキャッうふふと門の方に向かい――
「ところで、メグルたん。門のどの辺りで待ち合わせですか?」
「えっと……確か、出てすぐの右側の……」
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