第1章 お気づきでしょうがシリアスは冒頭だけです

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くるっと振り返り、私の背後に居る男を睨み付ける。 いまだ裸にタオル一枚という、お前、どこの脱衣室から出てきたと。そう問いたくなる男――オニクを睨む。 「あんだよ? アホ面して」 ――アホ面……。 ――――篠原メグル。二十年。二十年生きて、悟る。 恋の障害は…… 血の繋がりがどーのとか。美しい元恋人が現れてどーのとか。 それだけじゃないことを悟る――。 「マッパのオッサンが恋の障害ってどーなのよ!!」 「あ? メグル、お前、何言ってんの?」 叫ぶ私にオニクが怪訝そうに返した。 ――マルムスさんはともかく。 ――マジでこの男をどうにかしないと、シリアスな禁断の恋展開なんて、とても無理だ。 恋の障害に成りうるのは…… 真の敵はこの男だ!!
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