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わたしは、その後ずっと、この夜のことだけを「心のよすが」にして生きていかなければならなかった。 その夜。 わたしの処女の証の代わりに、自らの血で敷布を汚したアルトナルは、「男として」、そして「良人として」、わたしに指一本たりとも触れはしなかった。 そして以後、アルトナルは、わたしと同じ寝台で夜を過ごすことは、一度もなかった。
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