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「女性は蜜道の中にも、このように幾つか好い場所がございます。人によっては『真珠』よりも、こちらの方がお好みのことも……さて、ソウレイ様はいかがでしょう」
や…いや。
キライ、こんなのキライ……と。
そんな風に口にしながらも、わたしの腰は勝手に動いて、心地よい場所を丸みの部分へと擦り上げていた。
ついさっき達したばかりなのに、わたしはまた淫慾の頂点へと駆け上り始める。
すると、スッと部屋の空気が動いた。
続き部屋の扉が開き、大きな男が姿をあらわす。
あの器をもって、シグルドがこちらへと歩み寄ってきた。
薬師は、わたしの内を抉ってまさぐる手を止めなかったから、誉れ高き近衛の長は、その器を、そっと寝台の袖机に置いていく。
天蓋の薄布の内に隠されているとはいえ、衣をはだけ脚を開いて、淫らな息づかいと水音をさせながら、しどけなく横たわる姿を、臣下の男に見られた気分は最悪だった。
どっとこみ上げた涙が、熱くまなじりを伝って零れ落ちる。
そして気づけば、わたしの内には、あのいやらしい管が差し込まれていた。
水晶の棒も、まだ中に入ったまま、淫楽の場所を抉り続けている。
「さあ……ソウレイ様、たっぷりとお受けくださいませ」
そう呼び掛けると、薬師が管に白液を流し入れた。
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