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 切なくとがった胸元へのくちづけを求めて――  それを察し取り、アルトナルがくちびるで乳嘴を啄めば、ソウレイは女の淫蜜にまみれ切った悲鳴を上げた。  立ちあがり切った尖りを、暖かくやわらかな舌で転がされる刺激は、たまらなく佳い。  ソウレイは、アルトナルの愛撫に我を忘れる。    赤子めいて、ちゅくと吸い付かれれば、ソウレイの身体の奥で、無数のちいさな火がともされた。  脚の付け根も、もう爛れて熔けきっている。  込み上げる疼きに、ソウレイは閉じ合わせた腿を擦り合わせる動きを止められない。  ほしい……。  ほしい、ほしい。  さわってほしい、みだらな場所を。  うずく陰珠を、熱く濡れている内側を。  そんな願いを。  とぎれとぎれの言葉で、拙い声音でソウレイは紡ぐ。  そして、ついには焦れ切って、願いを聞き入れようとしないアルトナルの手首を取ると、みずからその場所へと導いた。  それでもアルトナルは、淡い産毛に覆われた外側を、そっと指の腹で擦るだけだった。 「にいさま……どうか」  言ってソウレイが、アルトナルの衣の肩口をきつく握りしめる。  すると、やっと襞を押し開いて、入口へと指が挿し入れられた。    悦びに悶えたほとが締まって、トロトロと粘液を溢れさせる。       
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