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 そして、虚脱しきった幼い妻をひとり寝台に横たわらせたまま、続き部屋の扉から去っていった。  入れ替わりのように、音もなく薬師がソウレイの寝室に滑り入る。  扉が閉まりゆく間も待てぬかのようにして、アルトナルは自らの影のように石のように、身じろぎもせず、そこに控えていた男にくちづけて。  身を横たえる暇すら惜しむかのようにして、立ったまま、性急な交わりを持つ。  腰と腰、肉と肉とが打ちつけられる。  重くて鈍い交尾の音を、冬の午後のしじまに響かせて、二頭の獣があっけなく欲望を遂げた。  ほどなく手元に、あの器がもたらされ、薬師はいつもよりもぞんざいなほどに手早く、ソウレイの内に管を挿し入れる。  その異物感に息を飲んだ瞬間、熱い精が、ソウレイの胎内奥深くをめがけ、ひと息に流しこまれた。
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