教えられない

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ホテルの部屋に入ると、彼は口を開いた。 「名前、教えてくれる?」 うっかり澪斗、と答えようとして咄嗟に嘘を付く。 「れっ、れ、レンです。貴方は?」 やばい、バレない、よね? 「ハルキ、太陽の陽に輝くで陽輝」 彼は笑って本当の名前を教えてくれたみたいだ。 …なんだか、酷いことをしたかもしれない。
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