何も、考えたくない

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彼がお風呂から上がってくる。 余計な話はしたくなくて、目でそれを伝える。 と、彼はわかってくれたようだった。 彼の端正な顔が近付いてくる。 優しく触れるキスをしたかと思うと、だんだん深くなる。 「…ん、ふっ…んん…」 手はバスローブの上を滑り、服の中にも入ってくる。 …気持ちいい。キスだけでこんなにも気持ちがいい。 久しぶりだから?それとも彼が上手いから?
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