beloved autumm
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そう、もう彼女は存在しない。 あるのは彼女が存在した証明となる墓石だけ。 俺は静かにその場を去った。すると、 (ありがとう) ふと、彼女がそう言ったような気がした。 俺は後ろを振り返る。 しかしそこには彼女の姿はなかった。 俺は再び前を向く。 もう二度と彼女のような悲劇を繰り返さないように。 俺は歩き続ける。
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