悪の勇者と奴隷の姫騎士 第2章 8
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その宣言を受け、騎士達は僅かな沈黙の後――爆発するような歓声を上げる。 皆、確信したのだ。バルスレイ将軍と勇者が共に立ち上がれば、必ず王国に――アイラックスに勝てるのだと。 そして、勇者を讃える歓声を聞き――騎士達により医務室へ連れられていたフィオナは。 「勇者……様ぁ……」 自らが思慕の情を寄せる少年の勝利を知り、暖かな笑みを浮かべるのだった。
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