The second episode

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「彼女たちは将来、私たちの家事をしてくれるようになる、まあ残念ながら、まだ予定ですが。だから、最低限の買い物ができるよう、私たちのIDデータを共有して、クレジット機能を使えるようにしてあげるのです」 「えっ、そうなんだ……。 じゃあ今度ENA会ったら、すぐにデータ共有するよ。でも、優作はどうしてそんなことを?」 「SERAが教えてくれました。AMdのシステムについては、その都度色々と教えてくれるので」 「えっ? じゃあ着ていく服の話も?」 「それは違います。恋愛のことや、二人の間柄、女性の心情などについては何も教えてくれません。なので、まぁ……、ちょっと、バーチャル恋愛ゲームの攻略本を購入して……」 「ゲームの攻略本?」 「はい。女の子と付き合う方法、みたいな本はどこにも売っていなくて、だから攻略本を。でもとても為になることが沢山書いてあって、全て読破し頭にインプットしましたから」  そう言う優作はとても誇らしげだ。  確かにさっきの話も的を射ているような気がする。
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